「記念オム」レプリカ製作現場 ~後編~

Posted:2020年08月12日 | カテゴリー:スタッフ

 

みなさんこんにちは、本部スタッフの今野です。

さて今回は「記念オムレプリカ製作現場 ~前編~」に続きまして、後編をお伝えします。

 

 

前編で色の確認が出来たので、いよいよ本番の製作です。

最初にオムレツの焼き色の着色から。

 

続いて食器に接着します。

熱したロウでオムレツのふちを溶かしながらしっかり接着していきます。

 

※このあたりから写真のブレが増えますがあしからず...。

 

前編で色づくりをしたケチャップです。

かき混ぜて空気に触れさせながら、少しずつとろみを出していきます。

 

熱いままかけると定着せずにそのまま流れてしまい、オムレツの上に残らないんだとか。

ベストな固さを見極めるのが難しそうです。

徐々にいい塩梅にとろみが出てきました。

 

いよいよオムレツにかけていきます。
緊張の一瞬。

 

お...!

なんだか本物のオムレツを仕上げているようです...!

 

適量かかりました。

うーん、山下さん。

美味しそうですけど、思っていたよりもごつごつしています。もう少しとろんとした、滑らかなのをイメージしていました...。

 

「まだロウが完全に固まっていないうちに加工していきますよ!」

熱した包丁を使って形を整えていきます。

 

指で平らにしていきます。

 

形が整ったので、次は面を整えていきます。

「瀧三さんが記念オムをつくった頃は今のように道具も無かったはずだから、きっとこうやってたんじゃないかなぁ」

と、熱した包丁をアイロンの要領であてていきます。

なるほど...!

1970年前半からビニール樹脂での製造が拡大した食品サンプル。

ロウが使われなくなった今では、長い職人歴を以てしても想像の世界が少なくないそうです。

 

みるみるうちに面が滑らかになっていきます。

 

細かい部分にはハンディのバーナーを使っていきます。

 

だんだん仕上がりが見えてきました。

 

加工が終わったオムレツがこちら。

加工前に比べてすごく滑らかになりました!

 

まだ仕上げがあるそうです。

つや出しのためニスを塗っていきます。

「これを塗るとレトロな感じが出るから楽しみにしててね」と山下。

どんな感じになるんでしょう、楽しみです。

 

「記念オム」レプリカの完成がこちら!

つやつやで美味しそうなオムレツ....!!

美味しそうなだけじゃなく、本当にレトロな雰囲気も漂います。

 

最後に記念オムと山下。

いつもながらの職人技に感動でした。

 

完成した「記念オム」レプリカは食品サンプルギャラリー浅草店にて展示しています。

食品サンプルの歴史の第一歩となったこのオムレツ、ぜひ見に来てくださいね。

 

 

*参考文献
『眼で食べる日本人』野瀬泰申 著

 

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