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  • 2017-06-12

    6月のスペシャルデーダイジェスト(中華三点セット)

 

 

你好(ニーハオ)!

皆さんこんにちは、テクニカルディレクターの山下です。

 

だんだん暑さが増し夏に近づいて来てますね~

皆さんお元気でしょうか?

気候の変化が大きい季節ですが体調管理には十分注意してくださいね。

 

 

さて、今回も先日合羽橋店で開催したスペシャルデーの様子をご紹介したいと思います。

今回のスペシャルデーは合羽橋別館では初となる、初めて3日間開催でした。(6月3日(土)~5日(月)の3日間)

少しでも多くのお客様にスペシャルデーに参加していただきたく、平日の体験日を1日追加しました。

といいつつも予約開始の当日はあいかわらず電話がつながりづらく皆様には毎回ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

 

合羽橋店では昨年から始まったスペシャルデーですが、しばらくスイーツ系の体験が続きましたので久しぶりの料理系のメニューとして中華料理を企画しました。

メニューのタイトルは「中華三品セット」。

「餃子(羽根つき)」と「春巻き」と「杏仁豆腐」を製作しました。

 

それでは、体験の様子をダイジェストでお届けしたいと思います。

 

まず最初は杏仁豆腐です。

最初に食器と杏仁豆腐のシリコーン型に杏仁豆腐の色をしたゼラチンを流して固めていきます。

 

 

冷えて固まった杏仁豆腐をシリコーン型からとりだします。

この固まりが杏仁豆腐の型から外したものです。

まさに杏仁豆腐そのものでプルンプルンとした質感がものすごく好評でした。

 

同じゼラチンを使うメニューに、スペシャルデーでよく製作するドリンク類があります。

ドリンク系のメニューは、溶けたゼラチンを食器に流して固めれば完成ですが、今回の杏仁豆腐はドリンクとは少しちがい、シリコーン型による成型の工程があります。

ゼラチンと型を組み合わせて使うことによって、液体と個体の間ぐらいの絶妙な質感が出せます。

 

型から外したゼラチンをハサミで好きな大きさにカットしてお好みの量でもりつけて完成です。

 

 

続いて餃子です。

まず餃子のタネに入れる白菜をつくっていきます。

 

基本はおなじみのレタスをつくる方法と同じで、白菜の色の溶けた蝋をお湯の中で伸ばしていきます。

 

伸びた白菜の葉を水に入れて冷やして固め、粉々に割って肉とまぜる白菜の完成です。

 

次にこの白菜を肉とまぜて餃子のタネをつくっていきます。

お湯に流し込んだ豚肉色の蝋に先につくった白菜を散りばめてお湯の中で練り、餃子のタネのシリコーン型に押し込んで餃子形に成形すれば餃子のタネの完成です。

大きくカットされた白菜、細かい白菜など、お店の餃子がそれぞれ違うように、皆さん個性があって面白かったです。

 

次に餃子の皮づくりです。

型抜きを使って餃子の皮をつくります。

お湯の表面に餃子の皮の色の蝋を流して大きく広げシートをつくり、金型で6枚切り抜きます。

これで餃子の皮が完成し、いよいよ餃子の皮にタネを包んで餃子をつくります。

 

今回は食べかけを演出するため、6個のうち1つだけ餃子を2つに割ります。

まだ熱があって柔らかいうちに爪で餃子に切れ込みを入れてち切ると、中からジューシーな肉と白菜が見えます。

肉の質感、皮の柔らかさで、この時点で本物の餃子を作っているのと勘違いしてしまうくらいのクオリティで、みなさんとても感動しているようでした。

 

餃子の形が整ったら、焼き色と焦げ目を筆で着色していきます。

まず薄い焼き色をつけてから、ポイントで濃い焦げ色をところどころに着色し、メリハリをつけて完成です。

ひかえめに焦げ目をつける方、大胆に焦げ目をアピールする方などさまざまでした。

 

このままでも十分おいしそうなのですが、今回はもうひと手間、「羽根」をつけていきます。

今回の体験でもっとも驚きと感動を呼んだのはこの羽根つけの工程だったかもしれません。

 

あらかじめ焼き色の蝋を塗った平らな鉄板に餃子を並べ、羽根の蝋をひろげていきます。

羽根ができたらヘラで餃子をこそぎはがすとみごとには羽根つき餃子ができあがります。

これには「おぉっ!」「すごい!」という声があがっていました。

 

最後に筆で焼き色をなじませて完成です。

焦げ目のぼかし具合の表現は皆さん本当にお上手で、エアーブラシで着色したのかと勘違いするぐらいでした。

 

羽根つき餃子と食べかけの餃子を食器にセットしたら羽根つき餃子の完成です。

 

 

そして最後に春巻きです。

 

餃子の羽根つけの工程も感動しますが、個人的にはこの春巻きの工程もかなりおもしろいと思います。

まず、豚肉の色の蝋をお湯の中に流して事前にカットしたパーツ(人参、椎茸、竹の子、ニラ)を流した豚肉の上に散らし、一緒に練っていきます。

練ったブタ肉と野菜はシリコーン型に押し込んでタネを2本つくります。

 

ここでクッキングペーパーの登場です。

クッキングペーパーを、揚げた色の蝋に浸してひきあげ、お湯に浮かべると・・・

そう、春巻きの揚げた皮の完成です。

 

皮でタネをきれいに包み、揚げ色を調整すれば春巻きの完成です。

 

1本はカットします。

 

断面の質感を出すために、まだ柔らかいうちに楊枝で断面を加工して肉の質感を出します。

 

最後にとろみのあるゼラチンを筆で塗って完成です。

 

 

3品を並べるとこんな感じです。

 

3品揃うと圧巻ですね~。

看起来很好吃!(美味しそう!)

ご参加いただいたお客様、ありがとうございました。謝謝!

 

 

以上、ダイジェストで6月のスペシャルデーをご覧いただきましたが、見るのとやるのとでは驚きと感動も違います。

ご興味のある方は是非この食品サンプル製作体験のエッセンスを凝縮したスペシャルデーに参加してみてください!

スタッフ一同皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

 

最後に一言・・・

いや~、食品サンプルづくりって本当に素晴らしいですね!

 

 

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